講演に来られた大石真那先生が、この度新刊を出版しました!
「げっけいのはなし いのちのはなし」から広がる世界 〜子ども達に伝えたい「性」と「生」の話〜
中条70委員会では「大いに学び、大いに遊ぶ」をコンセプトに各事業を進めています。
今回は「学ぶ」に焦点をあてた企画「包括的性教育」についてご紹介します。
《日時》 2023年11月18日(土)
第1部(1.2年生とその保護者)9:30-10:40 受付開始9:15〜
第2部(3-6年生とその保護者)11:00-12:10 受付開始10:45〜
《開催場所》
立命館大学大阪いばらきキャンパス 3階A棟 C373教室
A棟入り口(セブンイレブンがある建物)からお越しください。
誘導看板とスタッフが待機しております。
会場のフロアマップはこちら
《持ち物》特になし
《内容》
▶多様性を知る
▶いのちの誕生の過程(セックス、受精、胎児成長、出産、成長)を知る
▶プライベートゾーンを知る
▶多様性を知る
▶いのちの誕生の過程(セックス、受精、胎児成長、出産、成長)を知る
▶プライベートゾーン、身体の成長を知る
当日は気を付けてお越しください。皆さまにお会いできますことを楽しみにしております!
参加する皆さまから、事前にいただいている質問に大石さんがお答えくださいました。
ご参考にしてくださいね。
Q①:グレーゾーンの見極め方を知りたい。本人が嫌であればそれは黒として考えた方がよいのでしょうか。抽象的でわかりにくいのですが、よろしくお願いいたします。
→A:質問の意図がよくわからないので、どのような回答を求めておられるのかがよくわかりません。もう少し詳しく聞けるようでしたらお願いいたします。
Q②:家庭でほぼ性教育という形であらためて話をひたことはないため、このワークショップに参加するにあたり、その準備のような話をしたいが、どう導入すればよいかわからない。子供のタイプによるかもしれないが、その面でうまく子供に予習させておいたほうがよいでしょうか。
→A:質問者様と同じように、親子で講座に参加されるまで何もされてこなかった方もこれまで大勢おられましたので特に心配されなくて大丈夫だと思います。予習というほどではないですが、「心や体のことについて大切な話を聞けるみたいだから、一緒に参加して学ぼう」というふうな声かけをしておいていただけたらいいのかなと思います。
Q③:家庭でも少しずつ性のことや身体の変化について教えたいが、いつから何をどのように伝えるべきかがわからない。
Q④:どこまでどのように教育すればいいのかわからず、何も教えられていない状態です。
→A:性教育は本当に幅広い内容を含みますし、何歳からでもその子の発達や理解度、関心の高さに合わせて話せるのが家庭での性教育の良いところだと思います。そのあたりのポイントは同日保護者様向けのお話の中で説明できればと思います。
Q⑤:母親が生理の時に、お風呂でこども達にどう説明をするかいつも困ります。
→A:お風呂タイムは性教育のチャンスです。生理は女性の体に起こる自然なことなので、ぜひそのチャンスをきっかけにお話ししてみてはどうでしょうか。ポイントは「科学的に淡々と」です。私の絵本はまさにそのシチュエーションで活用してもらえるように作りました。詳しくは当日お話しさせてもらえたらと思います。
Q⑥:5歳、年中の妹を同伴させて頂きたいのですが、可能でしょうか?
→A:はい、少し難しい内容になってしまうかもしれませんが、理解できるところもあると思います。せっかくの機会なのでぜひ一緒にお越しください。
講師:大石真那さんから中条小学校の皆さんへのメッセージ動画
性と生殖の健康に関する内容をはじめ、人間関係、ジェンダー、 人権など幅広い内容を扱う、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が推奨する教育です。健康とウェルビーイング、尊厳を実現し、子どもや若者たちにエンパワーメントしうる知識、スキル、態度、価値観を身につけさせることを目的としています。
北欧などでは、教育現場における性を含めた健康教育のカリキュラムが5歳から組まれ、子どもの年齢や発達状況 に合わせて継続的に伝えることを重視した包括的性教育が進められています。
日本では、セクシャリティーに関する知識不足に起因した複数の社会問題(性被害、虐待、ジェンダーギャップ、多様性の欠如)が発生しています。情報が氾濫する時代にこそ、子どもたちが正しい性の知識を身に付ける必要性が高まっており、本教育に対する関心が高まっています。
自治体や学校の方針により、性教育の内容は異なります。そのため、義務教育で不足する性の知識については各自で身に付けていく必要があります。一方で、これら不足する知識を家庭で補いたいと考える保護者が「家庭での教育方法が分からない」「教えることに不安を感じる」といった課題を抱えていることがweb上のアンケートの調査結果で示されています。
【調査概要】命育*独自アンケート2019(お子さまがいる方対象 n=273)
*日本で唯一の性教育に特化した保護者向け情報サイト
引用:保護者の声から生まれた性教育サイト「命育®」11月12日リニューアルオープン!~8割の保護者が「子どもの性教育に自信がない」~|Siblings(シブリングス)合同会社のプレスリリース (prtimes.jp)
NPO法人HIKIDASHI
代表理事 大石真那先生
大石さんは、子どもたちの「生きる力を引き出す」きっかけとなるような教育等を提供するために、2022年4月にNPO法人HIKIDASHIを設立され、性教育講師として、学校の児童、保護者、教職員等の様々な方を対象に各種性教育の講演会や研修等を行われています。
【大石さんからのメッセージ】
皆さんは「性教育」と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
性教育は、単に避妊や性感染症予防といった、いわゆる「セックスに関連したこと」を教えるだけのものではありません。
自分や相手の心と体を守るための「防犯・安全のための教育」でもあり、
多様な人々が暮らす中でそれぞれの違いを認め合い尊重し合う「人権教育」でもあります。
これからの子ども達に必要な「包括的性教育」をぜひ一緒に学びませんか?
《ご参考までに》